シェイクスピアには37本の戯曲がある。すべてをご存知の方もいるだろうし、まだ見ぬ世界の方もあろう。いまだに人気が高く、シェイクスピアの作品が上演されない年はない、というほどの作家である。多くの男優にとって憧れの役は「ハムレット」であるとも聞いた。
そのシェイクスピアの37本の戯曲をたった三人で、しかも100分足らずで演じてしまおうという何とも無茶苦茶な芝居がある。劇団「鳥獣戯画」が新宿南口のプーク人形劇場で演じているのがそれだ。タイトルもズバリ「三人でシェイクスピア」。まあ、まともにやってできるわけがないのだから、そこには色々な仕掛けが施されているのは当然。ここでネタばらしをするつもりはないので、劇場へ足を運んでいただく方が早いだろう。
この芝居をなぜ劇評にしないかと言うと、この劇団が変わっていて、「不定期無期限ロングラン」という上演の方法を取るのだそうだ。今のところは月に二日ぐらいのペースでポツポツ上演して行くらしい。いずれ劇評をアップするつもりではいるが、それを出すタイミングを見計らっているところ。どうせ劇評を書くのなら、少しでも多くの人に観てもらいたいと思い、ここで紹介したわけである。
「三人でシェイクスピア」。奇天烈な芝居である。